東洋医学では医は仁術といいます
あわだたしく過ぎ行く日々に少しでもゆったりと健康に暮らせる為の工夫、古臭いで済ましたくない日本の古来からの知恵や文化
鍼灸師をしてきて日々思う事を書いてます
 
<< 風邪をひきました | main | 元気な高齢者に囲まれて >>
治療家の悩み
0

    私の周りの治療家間での話ですが、

    『治療をすると疲れる』『治療内容を考える事で頭も疲れるが、それ以上に独特の疲労感がでる』

    『若いときは、治療すればするほどくたくたになった』

    『マッサージはマッサージでしんどいけど、鍼には鍼独特の疲労が出る』

    『自分の体調の悪い日は、治療効果も悪くなったりした』

    など聞くことがあります。あまり科学的、常識的(?)では無いのですが、確かに私も感じることが有ります。

    ある治療法をするとドッと疲れる。治療中はわかっていても、治してあげなければイケテル的な使命感が不思議とどんどん沸いてくるので治療が終わるとドッと疲れます。

    それについて、いかに自分の体力と相談しながら治療をし続けるかを考えてしまいます。

    患者さんの爲に身を削り、自分の体力以上の治療をして、若くして亡くなられた偉大な鍼灸師の先生方の話も良く聞きます。

    私はそれほど偉大でも、大繁盛しているわけでもないのですが、あまり身体が丈夫ではないので、自分なりに自分のエネルギーを消耗させることなく、しっかり治療効果の上がる方法を考えてみました。

    先ずは、しっかり勉強することです。気持ちや気合で治療しようとすると変に力んだり、無駄に集中してしまいやはり疲れます。理論で治す、つぼで治す気持ちで出来るだけ世間話でもしながら治療が出来るスタンスに持っていければいいと思います。

    次に、ツボの数をしぼる。まだまだ鍼をする時(特に補法といわれる、活性化させる手技をする際)疲れてくるので、取り敢えず最低限のツボ数で勝負する。鍼灸師になりたての頃は数打てば当たるだろうなんて感じもありましたが、やはり疲れました。

    あまりこねくり回さない。聞こえは少し変かもしれませんが、私たち鍼灸師のできる事は患者さんの自然治癒力を上げることです。いくら沢山のことをやってあげたとしても、その方が負担になられたり、後からしんどくなられたら本末転倒です。これで治るかな?なんて気持ちで治療をするくらいなら、今日はここまで、また次回身体の変化を見てみようという気持ちが大切だと思います。

    治療の心がけでも、大分と治療効果、治療による疲れが軽減すると思います。治療に入る前の準備で深い深呼吸をする、少し座禅のような感じで下腹への集中、上半身を柔軟にするような軽い体操、治療法ではお灸による治療、腹部打鍼、軽いマッサージ的な手技などを上手く取り入れるなどでしょうか。

    あくまで、治療は患者さんの爲のものです。しかし平均して効果を上げる治療の提供のための努力が施術者側にも無いと、治療にムラが出てしまうような気がします。
    【2010.06.04 Friday 19:37】 author : hiyoridou
    | 日和堂 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://blog.hiyoly.net/trackback/1359778
    トラックバック